ヨーロッパでは、大事なイベントとされているクリスマス。
キリストの生誕を祝うクリスマス(12月25日)とその前4週間の準備期間(アドヴェント Advent)の間に、ヨーロッパの各都市で開催されるのがクリスマスマーケットです。
日本でも、12月に入ると徐々にクリスマスムードが高まってきますが、ヨーロッパでは、待ちに待ったクリスマスに向けて、街がひときわ賑やかになる期間です。
クリスマスマーケット発祥の地、ドイツ
クリスマスマーケットは、ドイツが発祥と言われ、ドイツ国内には2500ものクリスマスマーケットが存在すると言われています。各マーケットは、仮設の巨大ツリーを中心に繰り広げられ、クリスマスらしい華やかな飾りつけが、来る人の目を引き、楽しませてくれます。
さらに、体が温まるホットワインや、ドイツのクリスマスの定番ケーキ・シュトーレン、熱々のソーセージなど、ドイツならではの食べ物を販売する露店も立ち並びます。
それぞれのお店は、個性を活かした飾り付けやイルミネーションでライトアップされ、寒いドイツの冬に、暖かくてやさしい光が広がります。
各都市のマーケット巡りも、クリスマスシーズンならではの楽しみ方のひとつ。
同じドイツ国内でもそれぞれ違う個性あふれる各都市のマーケットの魅力を紹介します。
世界一有名なマーケット、ニュルンベルク
世界一有名だと言われるニュルンベルクのクリスマスマーケット。
城壁に囲まれた旧市街は、まさに中世さながらのクリスマスの雰囲気を堪能できます。
おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさと華やかさを、一度は味わってみて。
中世から続く歴史あるマーケット、フランクフルト
中世から続く、最も古いマーケットのひとつとして大人気のフランクフルト。
華やかなイルミネーションに彩られた屋台が建ち並ぶ光景は、極上の美しさです。
ヨーロッパの中でも最大級を誇る、フランクフルトのクリスマスマーケットの屋台は200軒以上。
週末は家族連れやカップルも多く、会場が歩けないほど混雑するそうです!
荘厳な広場で開催される都会的なマーケット、ミュンヘン
ミュンヘンのシンボル、マリエン広場を中心に開催される伝統的なマーケット。約2,500個もの電球で飾られた30mものツリーもクリスマスムードを盛り上げます。市庁舎の塔に位置するからくり時計Glockenspiel(グロッケンシュピール)にも注目です!
ドイツ最古のマーケット、ドレスデン
クリスマスマーケットの起源とされるドレスデンのクリスマスマーケットは、とても人気があり、世界中から観光客が訪れます。マーケット中心の高さ14mのクリスマスピラミッドは必見。長い歴史をもち、中世の雰囲気が漂います。
様々な歴史的建造物が立て並びに美しく厳かな雰囲気のドレスデンの街並みを、より一層綺麗に引き立ててくれます。周りの寺院のライトアップによるイルミネーションも綺麗です。
ユニークなマーケットなら、ケルン
世界遺産のケルン大聖堂の前に広がる、ケルンのクリスマスマーケット。
メインの広場だけでなく、メルヘンマーケット、中世クリスマスマーケットなど個性あふれるいろいろなマーケットがあるのもケルンの特徴。ケルンとデュッセルドルフを結ぶライン川を航行する船では、なんと船上クリスマスマーケットも!
ユニークなマーケットを楽しむならケルンがおすすめ。
雰囲気のある街並みと調和した、ハイデルベルク
ドイツ最古の大学を中心にネッカー川沿いにひろがる旧市街で開催されるマーケット。
ライトアップされたお城が幻想的で、バロック調の町並みと見事に一体化しています。
かわいらしい街並みが人気のローデンブルク
木組みの家、石畳の路地、路地を走る馬車…。
ローデンブルクのクリスマスマーケットは、まるで絵本の世界に迷い込んだような雰囲気。
街に雪が降ると、少し控えめなイルミネーションと相まって、さらにロマンティック。
いかがでしたか?
個性的なお店がたくさん出揃うドイツのクリスマスは、夢の世界に来たような感覚!
一度は体験してみる価値ありです!
ドイツ特集はこちら→https://www.his-j.com/dst/germany.htm?snid=lw_00_001376_i