長い歴史を持つ、文化に富んだ国スリランカ。豊かな世界遺産や美しい景色に恵まれている国です。
そんなスリランカ最大のお祭り、「ペラヘラ祭り」って知っていますか?スリランカの数あるお祭りの中で、最もカラフルで最も人気があるお祭りです。毎年7~8月ごろ行われていますが、2016年の開催期間は、日本のお盆と同じくらいの時期、8月8日(月)~17日(水)です。
ペラヘラ祭りって、どんなお祭り?
では、ペラヘラ祭りって、一体どんなお祭りなのでしょうか。
はじまりはなんと紀元前3世紀。スリランカでは最も長い歴史があるお祭りです。主な目的は、世界遺産に登録されている古都キャンディにある仏歯寺のお釈迦様の歯に敬意を払うこと。また、スリランカの大地に雨が降り、豊かな収穫が得られるように神様に願うことももう一つの目的です。最初はそれぞれの目的で別のお祭りを行っていたようですが、250年前ごろから二つのお祭りを合わせて行うようになったと言われています。
一番の見どころは?!
お祭りの1番の見どころは、何といっても象たちのパレード!お釈迦様の歯を入れた仏塔を乗せ、煌びやかに装飾された象を筆頭に、その他の装飾された象やダンサー、旗持ちなど大勢が群を成し、キャンディ市内を練り歩きます。
パレードに参加できるのは、選ばれし象、選ばれし人だけ!
ペラヘラ祭りのパレードには、どの象もどのダンサーも参加できるわけではありません。
スリランカ中の象の中から、背の高さ・体重・牙の長さなどを見て選ばれた象のみが参加できます。
ダンサーは、スリランカが王国だったころ、王様を喜ばせるためにダンスをしていた人々の子孫を中心に選ばれます。ダンサーたちは年に1回のお祭りに向けて、1年中ペラヘラダンスの練習をしています。練習だけでなく、ペラヘラ祭りが近くなるとお釈迦様に敬意を払うためにアルコールを飲まなかったり、ベジタリアンの食事にしたりなど大昔からの習慣をきちんと守っています。
ペラヘラ祭りの様子はこちら!
いかがでしたか?
アジア3大祭りのひとつにも数えられる「ペラヘラ祭り」。スリランカ独特の文化を感じるイベントです。
今年の開催日は、ちょうどお盆の時期にあたるので、ぜひ今年の夏休みの旅行先にいかがでしょうか?