ここは、どこでしょう？

正解は、「メテオラ修道院」。
俗世を離れてキリストに祈りを捧げる修道士たちの聖域とされています。
ギリシャのテッサリア地方ピンドス山脈の麓（ふもと）にある、30～400メートルの高さの岩の塔が60以上点在している「メテオラ」と呼ばれる地域。
下界とは隔絶されたその岩の塔の頂上に、「メテオラ修道院」が建てられています。
そそり立つ岩の塔に立つ修道院は、「メテオラ」（＝現地の言葉で“中空”を表す）の名が示す通り、まるで空中に吊り下げられ、浮かんでいるかのように見えます。その地形及びギリシャ正教の修道院文化の価値からユネスコ世界遺産に指定されています。
「メテオラ修道院」の始まりは11世紀初頭と言われていますが、9世紀頃から奇石群の洞窟には修道士たちが祈りと瞑想のために隠遁（いんとん）していたそうです。

15～16世紀の最盛期には24もの修道院がありましたが、現在は6つ。「メガロ・メテオロン修道院」「ヴァルラアム修道院」「アギオス・ニコラオス・アナパフサス修道院」「ルサヌー修道院」「アギア・トリアダ修道院」「アギオス・ステファノス修道院」です。こちらの6つの修道院はいずれも拝観が可能で、修道院内部のフレスコ画や貴重な美術品を見ることができます。
さらに、麓（ふもと）から見上げる「メテオラ修道院」も絶景ですが、修道院から眼下に広がる景観もまた絶景！

Q、行き方は？

日本からの直行便はない為、中東かヨーロッパの都市の乗り継ぎ便を利用します。
一般的なのは、まずギリシャのアテネへ行き、アテネからは鉄道でカランバカに向かいます。カランバカから車で約1時間でメテオラ修道院に到着します。日本からの所要時間は約16時間以上です。

■お勧めツアー

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Q、ベストシーズンは？

一年中観光が可能ですが、ベストシーズンは4月～10月頃。
一番気温が下がるのが1月で、降水量はさほど多くないものの冬の雨季（12月～3月）には雪が降ることもあります。

Q、注意点は？

メテオラ修道院は、現在も修道士たちが瞑想し祈りをささげ、修業を重ねる神聖な場所ですので、来訪には下記の注意点があります。
（1）
肌の露出が多い服装や、ズボン姿の女性は入場できません。
大判のストールを巻くか、スカートを上からはく必要があります。
女性のズボンを隠すストールは、入口で貸してくれるところもあるようです。
（2）
修道院内部のビデオ撮影は禁止です。写真撮影も一部禁止の場所があります。
（3）
急階段を登るため、歩きやすい靴（スニーカーなど）を履いていくこと。
脚に自信がない方は、ステッキを持っていると便利です。

いかがでしたか？

数千万年をかけて形成された大自然の絶景と、空中に浮かんでいるかのようにそびえる修道院の姿は、まさに神秘的です。
訪れた人しか感じることのできない感動がここにはあります。
ぜひ皆さんも体感してみませんか？

メテオラ修道院以外にも、世界には様々な絶景があります！！
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