日本最北の離島をご存知ですか??
北海道・稚内の港から約2時間の距離にある「礼文島(れぶんとう)」です。
自然豊かなこの島ではトレッキングがオススメで、6月から8月頃には様々な動植物を楽しむことができます。
登山をこよなく愛するH.I.S.スタッフがおすすめする、推しメンならぬ推し島はここ!北海道「礼文島」をご紹介します♪
では早速、実際に歩いたルートにお連れします!
稚内から礼文島までフェリーで移動
稚内空港に到着後、バスで港へ移動します。
空港からフェリーターミナルまで連絡バスで40分程です!
フェリーの便数がそれほど多くないので乗り継ぎは事前に調べておくとグッド!
礼文島の魅力はなんといっても咲き誇るお花とトレッキング!
「花の浮島」と呼ばれる礼文島では、夏になると約300種の高山植物が咲き誇ります。
礼文島は高緯度に位置するため、本州であれば2,000m級の高山でしか見られない草花が、海岸線近くに咲くという珍しい島です。
島内に様々なトレッキングコース整備されているので、体力に合わせて自由に楽しめます。
初日は周辺を散策し、明日のトレッキングに備えます。
私は一番長い8時間コース・・・よりも長いオリジナルの12時間コースをチョイス!
スコトン岬~桃岩までの島縦断コースです。
スコトン岬~桃岩まで島縦断!12時間のトレッキング
まずは朝いちバスで、礼文島最北端のスコトン岬へ移動します。
岬に到着すると、漁する人たちの先にトド島という無人島が見えます。
かつて牛や豚のいない礼文島で、トドが人々の貴重なタンパク源であった時代に思いを馳せます。
礼文島最北端 スコトン岬
そんなスコトン岬からトレッキングスタート!
スコトン岬からゴロタ岬を目指します。時間は約70分ほど。
歩きはじめは草原地帯を抜ける風がとても気持ちがいいですが、意外とアップダウンが多く疲れます。
少し歩くと江戸屋山道にでます。たくさんの花が咲く観光スポットとして有名ですが、観光バスなども通るので通行には気をつけて下さい。
美しい花が咲くゴロタ岬
ゴロタ岬に到着すると、あたりには花が咲き誇り目を奪われます。ちょっと先まで視線をのばすと、スタート地点のスコトン岬まで一望でき、絶景が広がります。
美しい光景と花に出会えるのは礼文島トレッキングの醍醐味の一つです。
海の色が美しい澄海岬(すかいみさき)
その後は、澄海岬(すかいみさき)を目指します。
澄海岬は、その名の通り澄んだ海の色が特徴的な絶景スポット!
澄海岬までの道は未舗装の海岸線で80分ほどの道のり。
ポツポツと集落が見え始めたら岬はもうすぐ!
集落では昆布を干していたり、猫が寝ていたりと、のどかな雰囲気を味わえます。
澄海岬に到着です。目の前に広がる透き通ったコバルトブルーの海に、やっと辿り着いた達成感がひとしおです。報われるような清々しい青さに心奪われました。
お腹が空いたので売店でイモモチを購入!
疲れた体にはどうしてこう、油と塩っ気がしみるのでしょうか。うまい!
草木に覆われた山道を進み 宇遠内(うえんない)へ
ひと休み終えたら、宇遠内(うえんない)を目指します。
実はここからが一番長い道のり。
薄暗い林道の中を抜けたり、砂の斜面を滑り落ちたり、海岸の岩を飛んで渡ったり・・・。
ちょっとした冒険なんです!頭の中でRPGの音楽が流れます。ひたすら草原と森と丘と海岸を進むこと澄海岬から3時間・・・。
宇遠内という海に面した場所で休憩します。
そして再び海抜0mの宇遠内から斜面を登り森の中へ。ここまで歩いてきた疲労もたまっており、この斜面はかなりきついです。疲労困憊、写真を撮る余裕がありませんでした。
最終目的地 桃岩へ
坂を登りきると、礼文林道に出ます。礼文林道からは桃岩方面に向けて南下します。
林道を進むと、レブンシラユキソウ、通称エーデルワイスの群生地があります。
あのエーデルワイスの歌でも有名な可憐な白い花は、疲れた体を視覚的に癒やしてくれます。
ここまで来るとトレッキングも終盤、ゴールは目前です!早朝に出発したのに日は傾きだしています。
疲れはありますが、傾く夕日に少し焦りも感じつつ、足早になります。
礼文林道を抜けると、アスファルトで舗装された道路に出ます!
半日ぶりの舗装された道路に文明のありがたさを感じます。
舗装路を進むとトンネルが!このトンネルを抜けるとゴールです!
水平線に沈む夕日を眺めながら、長かった一日を思い返しました。
翌日、フェリー乗り場前のお土産屋さんで買い物も済ませ、礼文島名物の見送りに見送られて、フェリーで礼文島を後にします。
稚内では海の幸を堪能
稚内到着後、フライトまで時間があったらぜひお食事を!
北海道に来て海産物を食べないで帰るのはもったいないですよー!
私は口コミでも評判の海鮮のお店にGO!
お魚屋さん風の店内で海産物を買って、すぐ隣で焼いて食べるという鮮度と味が自慢のお店です。
注文したのはホッケ焼きと名物のウニ丼!
居酒屋で食べるホッケとは大違い!肉厚で脂が乗った、大きさも味も最高のホッケでした。
ウニは臭みがなく、濃厚な甘みがあって口の中でとろけました。
美味しいご飯で旅が締めくくれたのは何よりでした。
【漁師の店】
〒097-0026 北海道稚内市ノシャップ2丁目3 北海道稚内市ノシャップ2丁目3-8
なぜ山に登るか?そう言われたら、「そこに山があるから」ではなく、「登山後の温泉とビールが最高だから」ですかね。
きつい登山の後に出会う景色はもちろん、その後のごちそうと温泉で疲れがふっとぶ瞬間がたまりません。
初めての礼文島なら島を知り尽くしたネイチャーガイドと巡るのがおすすめ♪
礼文島のトレッキングツアーはこちら>>
いかがでしたか?
短めのトレッキングコースもありますので、ぜひ夏の礼文島を訪れてみませんか?
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