本日5月8日は母の日。
お母さんに日頃の感謝の気持ちを伝える日です。母の日発祥の国はアメリカですが、日本でもすっかり定着し、子どもからお母さんにカーネーションやプレゼントを贈ることが主流になっています。
そんな母の日ですが、一体どのように始まったのでしょうか。
それは今からさかのぼること100年以上前。アメリカのフィラデルフィアに、アンナ・ジャービスという女性がいました。アンナの母親は1905年の5月に天国に召されました。母親を深く愛していたアンナは、1907年、支援者たちと共に全国的な「母の日」の普及運動を始めました。そして、母親の命日に、ウェストバージニアの教会で「母の日」を祝いました。これが、5月の第2日曜日だったのです。
次第にこの運動は広まって行き、1914年にウィルソン大統領の提唱で、5月の第2日曜日が国民の祝日「母の日」と制定されました。日本で一般に普及していったのは、第二次大戦後のことです。
「母の日」にカーネーションを贈るのは、アンナが、母親の大好きだった白いカーネーションを、追悼会で配ったことから来ています。
現地から届いた、アメリカの母の日の様子を覗き見!
アメリカでは、母の日のプレゼントはお花とカードのセットを渡す人が多いようです。
韓国で一番喜ばれるのは・・・
その他の国もお母さんにお花やプレゼントを渡す国が多いようですが、韓国では一番喜ばれるプレゼントがなんと“現金”。
逆に、一番不人気のプレゼントはカーネーション、だそうです。なんとも現実的!
そんな中、母の日が少し変わった意味を持つのは、タイ。
タイでは、王妃の誕生日(2016年は8月12日)が母の日となります。お母さんにカーネーションではなくジャスミンの花をプレゼントし、家族で食事に行きます。
王妃がお生まれになった金曜日の色は、『水色』と決められており、タイ国民は、自分の母親や王妃さまへ、
各政府機関で王妃の展示を行い、王宮周辺やルンピニ公園などの大きな公園では、参加者がキャンドルとジャスミンの花を持ち、王妃と母への感謝を表すイベントが開催され、これに合わせてタイ国内ではテレビ放送もされるそうです。
学校では、王妃や母についての展示会の他、母についての作文コンテストが開催されたり、母親を学校に招待し、
タイでは、個人的なイベントを楽しむのみならず、国を挙げてお母さんををお祝いしています!
いかがでしたか?
毎年、母の日はなんとなく贈り物をしていたという方も、その由来や他の国の習慣を知ると、また違った過ごし方ができるのではないでしょうか。どの国も、お母さんに「いつもありがとう」の気持ちを伝える日、というのは変わりありません。
気持ちを言葉にするだけでも、お母さんは喜んでくれますよ。普段照れくさくて言えない感謝の気持ちを伝えてみてはいかがですか?
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