誰しもが、
このL!Wでは、
【過去記事】世界遺産の代名詞!?押さえておきたいエジプトを堪能する6つのポイント>> http://magazine.his-j.com/archives/6152
今回は、更なるエジプトの魅力を探るべく、ピラミッドの入り口の秘密や、エジプトを発展させた偉大なるナイル川などのトリビア(?!)な情報をお届けします。
と、その前に…
今更ながら、エジプトの基本情報をおさらいしましょう。
【人口】約9,000万人
【国土面積】約100万平方キロメートル ※日本の約2.6倍
【宗教】イスラム教,キリスト教(コプト教)
【言語】アラビア語 ※都市部では英語も通じることがあります。
【時差】日本よりマイナス7時間
では、早速ご紹介していきます。
【1】ギザの3大ピラミッド
■本当のピラミッドの形
エジプトには、約120程のピラミッドがあると言われています。
その中で“3大ピラミッド”と言われる、今から4500年前頃に建造されたギザのピラミッドは、もちろんその大きさ・プロポーションのどれをとっても他を圧倒しています。
ぜひピラミッドを構成する一つ一つの石の大きさを、
今は、上部のわずかな部分にしか残っていませんが、その昔のピラミッドは、大理石の化粧石に覆われていたそうです。全盛期の美しさはきっと今以上だったのでしょう!
■ピラミッドの2つの入口
第1ピラミッド(通称クフ王のピラミッド)は、内部が複雑なことから今でも新しい発見が続いています。
こちらのピラミッドの内部への入口は、2つ。
上部にあるのが本来元々あった入口ですが、もう1つの入り口は、まだ本来の入口が隠され発見されていなかった820年に、ピラミッドの中に財宝があると盗掘用に造られた入口だそうです。
現在、1日300名限定で入場できる観光客は、こちらの入口から中へ入ることができます。
■偉人も訪れたピラミッド
多くの歴史的な偉人もピラミッドを訪れています。中でもナポレオンがエジプト遠征の際に、クフ王のピラミッドの上からフランス兵を鼓舞した演説は有名!またピラミッドはパワースポットとしても人気で、ナポレオンもクフ王のピラミッドに入り身体が上に引き上げられる感覚を覚えたと当時語っていたとされます。
【2】ピラミッドと複合体のスフィンクス・河岸神殿
ピラミッドは単体ではなく、それを守るスフィンクスと河岸神殿との複合体として建設されました。
河岸神殿の周りの土は、乾いています。川が近くにないのに、河岸神殿…?
そう、昔はこの河岸神殿の近くまでナイル川が流れていました。
しかし、1960年代のナイル川でのダム建設計画(アスワンハイダム※1970年完成)で、川の流れが変わり、
かの有名なギザのスフィンクスは3大ピラミッドを守るため、人間の頭・ライオンの体を形造っています。
もともとスフィンクスが鎮座している場所は、石切りでした。第2ピラミッドのカフラー王が自身のピラミッドの完成後に、さらに力を表す為、ピラミッド建造に残った石でスフィンクスを造ったと言われています。
【3】ウナス王のピラミッド
最近話題のピラミッドが、古王国時代の、今から4300年ほど前に造られたサッカラにある“ウナス王のピラミッド”。ついに今年2016年、20年間ぶりに、一般公開が再開されました。
他のピラミッドに比べ、このウナス王のピラミッドの内部には、最古の“ピラミッドテキスト”と言われるようにびっしりと文字が刻まれています。魂の再生や復活、死後の世界での繁栄などを願うヒエログリフ(
【4】エジプト文明の象徴、象形文字のヒエログリフ
エジプト文明が「世界四大文明」と言われる所以の一つとして、神聖文字「ヒエログリフ(象形文字の一種)」が挙げられます。
イギリスの大英博物館にあるロゼッタストーンは、エジプトの都市「ロゼッタ」で、1799年にフランス人のナポレオンが率いるフランス軍によって発見されました。そこには古代エジプトのヒエログリフと、デモティック(民衆文字)、ギリシャ文字の三種類が刻み込まれていたことから、フランス人の考古学者シャンポリオンがヒエログリフの解読に成功。この解読がなかったら、この高度な文明は今ほど解明されなかったでしょう。最近、エジプトでは、
【5】母なる大河・ナイル川
「エジプトはナイルの賜物」 この言葉の通り、ナイル川とエジプトは切り離して語れません。
世界最長と言われるナイル川は、白ナイルはウガンダ及びブルンジにその源流が、
この大河が運んでくる肥沃な土が砂漠のエジプトの繁栄をもたらしてくれました。
紀元前3000年のエジプトの人口は700万人と言われていますが、700万人が食べていける食料をこのナイル川は生み出し、また運河を一つの交通手段として、人や物を容易に砂漠の奥へと運んだのです。ナポレオンも、ナイル川が無かったらエジプトへは行けなかったかも知れません。
【6】パピルス
ナイルはエジプト人に「紙」という大発明ももたらしました。ナイルの河岸に自生するカヤツリ草科の水草パピルスはペーパーの語源。
現在エジプトでは、パピルスになるまでの加工を実演し見せてくれるお土産屋などがあります。パピルスにヒエログリフや絵が書かれたものなど、
【7】ネフェルタリ王妃
ファラオ時代の“3大美人の一人”と言われるネフェルタリ王妃。「ネフェルタリ」という言葉は、“最も美しい女性”という意味です。
ラムセス2世の37人もの妻の中で、彼が最愛していたとされるネフェルタリ王妃。ラムセス2世は彼女の為に、エジプトの偉大な遺跡の中のひとつ「アブシンベル小神殿」を造りました。
またルクソールの王妃の谷に、ラムセス2世が彼女の為に作ったお墓があります。そのお墓の内部にある壁画は、目を見張る美しさ!さらに、女性の墓ならではの美しい装飾品や衣装などの壁画も残されています。
何年もの間、一般に公開されていなかったネフェルタリ王妃の墓が、ついに見られることになり、エジプトの必見ポイントがひとつ増えました。
■エジプト観光情報・ツアーのご案内は こちら >> http://bit.ly/2dACxFK
いかがでしたか?
世界中のどこよりも、圧倒的な歴史と迫力の遺跡を誇るエジプト。
かつては年間12万人以上もの日本人が訪れていたエジプトの人気が、今また戻ってきています。
いつか行きたいエジプトへ、今こそ訪れるチャンスです!