「チロル」ってどこ!?人に薦めたくなる癒しの旅先 美しいアルプスの山々と、そこで暮らす人々のあたたかさに出会える旅。

「チロル」という地名をご存知ですか?世界地図をイメージして、チロルがどのあたりか、分かりますか?
日本人にはあまり馴染みのない地名ですが、アルプス地帯の一部に含まれ、イタリア・スイス・ドイツの国境沿いに位置します。オーストリアの9つの州の1つで、面積では3番目に大きな州なんですよ!

チロル美しいアルプスの山々と、豊かな大自然に囲まれた地、牧歌的な景観、色とりどりの花々、そんなチロルの魅力をご紹介します。この記事を読み終わる頃には、あなたはきっと、チロルに行きたくなっているはず!?

【チロルがオススメな理由】なにより自然に癒される!

ゼーフェルト カルツヴァッサー湖
©Olympiaregion Seefeld

心やすらぐのどかなお花畑、万年雪をいただく山並み、深い緑が織りなす森、爽やかな風が駆け抜ける静かな湖。
チロルは、まるで絵葉書のような景色が広がります。どの季節に訪れても、美しく、観光地化されていない素朴な自然を楽しむことができます。

【チロル地方訪れるべき3つのエリア:その1】
インスブルッグ ~チロル地方の旅で、観光の起点となる地域~

インスブルッグ雄大なアルプスの山々に囲まれた標高574mの山の都、そしてヨーロッパ・アルプス最大の古都、インスブル ク。「イン川に架かる橋」という意味を持ち、人口約13万人のチロル州の州都でもあります。

インスブルックのハイキング:
初級者から上級者まで楽しめるハイキングコース

ハイキングインスブルックは2,000~3,000m級のアルプスの山々に囲まれているため、初心者から上級者向けのバラエティに富んだ数多くのハイキングコースがあります。
中でも初心者にオススメなのが、インスブルックを見渡せるツィルベンヴェ ークハイキング。
標高2,000mの高原を歩く全長7km、約4時間のコースで、ほとんどが平坦なコースとなります。途中、アルプスの山小屋、ボッシュエーベン・ヒュッテで食べる郷土料理も楽しみのひとつ!チロルの澄んだ空気の中で食べる料理の味は、また格別ですね!

世界一美味しい!?蛇口をひねればミネラルウォーター
海外旅行に欠かせないミネラルウォーター。水を持ち歩くって意外と面倒ですよね。しかし、インスブルックの水道水は99%が湧水で、専門家たちの間では「天然のミネラルウォーター」と呼ばれているんです。

インスブルッグ
©Innsbruck Tourismus

豊かな自然の大地に降った雨は、土壌に染み込み、10年も20年もかけていくつもの地層を抜ける内に浄化されます。そして深い地層から飲料水として最高の品質を備えて地表へ湧き出します。
蛇口から、シャワーヘッドから出る水。トイレの水まで全てが美味しい天然のミネラルウォー ターなんて贅沢な話ですね!

【チロル地方訪れるべき3つのエリア:その2】
レッヒ ~「ヨーロッパの美しい村30選」にも選ばれた村~

レッヒ
©Lech Zures Tourismus Christoph Schoech

ダイアナ妃も生前に訪れたことがあり、オランダやスウェーデン、ベルギーなどからも王侯貴族が訪れる高級リゾート地、レッヒ。
「ヨーロッパの美しい村30選」に選ばれたこの 村の人口は約1,500人。夏は、地面一杯に色彩豊かなハーブと花々が敷き詰められ、緑溢れる森林や広大なアルプスの牧草地が広がります。
レッヒ豊かな自然を残し続けるレッヒの人々の自然環境・保護に対する意識は、驚くほど高いのです。美観を壊さない工夫として、地下トンネルシステムを取り入れ、ホテルで業務用に使われる食料品などは、全て地下を走る電気自動車で運搬します。また、駐車場も全て地下に作られているんです。毎年のようにレッヒが「オーストリア国家環境保護賞」を受賞していることも頷けますね!レッヒの自然は、人々が多大な努力を労して守り続けたからこそできた絶景なのです。

レッヒのハイキング:
ハーブを摘みながら歩く「ハーブの道・ハイキング」

レッヒ川レッヒ川沿いに続く平坦な道を、野に咲くハーブを摘みながら歩きます。1時間歩いたら自分だけのハーブオイルのできあがり!
ハーブオイル昼食は、散策の終了地点となるマスの養殖場で、自分で釣ったマスをその場で調理。新鮮なマス料理を美しい景色の中で堪能できるなんて最高ですね!
マスのランチ

【チロル地方訪れるべき3つのエリア:その3】
ゼーフェルト ~端から端まで徒歩10分程度の小さな可愛らしい村~

ゼーフェルト湖畔周囲を2,500m級の美しい岩峰に囲まれた森と湖のリゾート地、ゼーフェルト。
駅前から正面に1本伸びているバーンホーフ通りは、ゼーフェルトのメインストリートです。町の中心部を散策すると、バルコニーに色鮮やかなお花で飾ったチロルらしい家々が続き、牧歌的でメルヘンチックな世界が広がります。

ゼーフェルトの街中
©Olympiaregion Seefeld

ま た、1263年に完成したゴシック様式の聖オズワルド巡礼教会や、1666年に建てられた可愛らしいゼーキルヒル教会は、思わずカメラに収めたくなるようなチロルの風景です。
オーストリアを代表する「スワロフスキー」や、民芸品のショッピングを楽しみながらの散策がオススメ!

ゼーフェルトのハイキング:
初心者でも楽しめる!ゼーフェルダー・シュピッツェ・展望ハイキング

ゼーフェルト村
©Olympiaregion Seefeld

『ロスヒュッテバーン』のケーブルカーとゴンドラを乗り継いで、標高2,074mの展望台へ。眼下に広がるゼーフェルトの街並みと、周りを覆う山並みの美しい稜線が広がる景色を楽しむことができます。
そこから先ゼーフェルダー・シュピッツェまでは稜線ハイキング(往復約2時間)。見晴らしの良い稜線をのんびりした気持ちで進むことが出来るので、ハイキング初心者の方 でも気軽に楽しめます。ハイキングの途中では、遠方にドイツ最高峰のツークシュピッツェを望むこともできますよ!

チロルに行きたくなったら・・・

チロルを訪れるおすすめツアーはこちら>>

いかがでしたか?

美しいアルプスの山々と、そこで暮らす人々のあたたかさ。
今度の旅は、そんなチロルへ心も身体も癒される旅に出てみてはいかがでしょう。