モロッコには地球の全ての風景がある、と言ったら、信じてしまいそう。
モロッコには、世界遺産が数多く残されています。
そして、海もあり、砂漠もあります。オアシスだって、4,000メートル級の雪山だってあります。
本日は、さらなるモロッコの魅力に迫ります。
この街がサハラの入り口 メルズーガ
メルズーガは、アフリカ大陸北部にある、いわずと知れた大砂漠・サハラ砂漠の玄関口のオアシス。
サハラ砂漠は、南極に次いで世界第2位の大きさの砂漠です。
なーんにもない。モロッコの砂漠はオレンジ色。ここからラクダに揺られて、この地で何千年も暮らす、ベルベル人のテントへ向かいます。
ラクダの背中は意外と高いんです。
「ラクダに乗って、砂漠を歩く。」幼いころに思い描いた光景が現実になるとき。
テントとはいえ、女性でも心地よく過ごせる快適なものです。
雲や月などの天候条件によっては、真っ暗な中に降るような満天の星空を楽しむことが出来ます。
北アフリカの先住民ベルベル人は、モロッコ人口の約30%を占める、誇り高き民族です。
自由で明るい性格の人が多く、普段は陽気ですが、宗教・伝統には厳格だそうです。彫りが深く美男美女が多いんだとか。
絵になりすぎる村 アイト・ベン・ハッドゥ
アイト・ベン・ハッドゥは、モロッコの都市ワルザザード近郊のとても小さい集落。
こちらもサハラの入り口として1,000人以上が暮らしてきましたが、今では数家族のみが残ります。
まるでお城のような村は、とても絵になり、世界遺産にも登録されています。
ワルザザートの近郊には、この「アイト・ベン・ハッドゥ」のような城塞都市がいくつもありますが、保存状態はこの村が一番良いようです。
独特の存在感から、数々の映画の撮影が行われました。廃墟ではなく、今も人が住む村なのです。
四季があるモロッコならでは。冬は暖かく、夏は涼しい、粘土と日干しレンガで作られた邸宅をカスバといいます。
農業大国、モロッコ。モロッコでは、美味しい野菜や果物をたっぷり食べられます。
スパイスは決して辛すぎず、日本から来る旅人の胃袋を満たしてくれます。
涼風に吹かれに行く港町 エッサウィラ
エッサウィラは、マラケシュ西の大西洋岸の港湾都市。歴史は古く、2001年に旧市街が世界遺産に登録されました。
アフリカ大陸だとは信じられないくらい、気持ちいい風が吹く港町です。
美しいビーチでは、白人の観光客も、イスラムの人々も、ともに楽しそうに泳いでいます。
にぎやかで暑くて赤いマラケシュから車で3時間。静かで涼しくて白いエッサウィラに着きます。
都会に比べて少し物価も安く、買い物も楽しめます。古くから芸術家に愛されたこの街には、ギャラリーやアートな作品もたくさんあります。モロッコの人は、カラフルなものに魅力を感じるようです。
新鮮な海産物が美味しい、漁師の街でもあります。
寒流がつれてくる涼やかな風が、いつまでも心地よく感じます。街の人もどことなくのんびりしていて、ただぼんやり海を眺めている人がたくさんいます。それもこの街ならではの風景なのでしょうか。
いかがでしたか?
モロッコは日本同様に四季があり、暑さを凌げる秋から春がまさにベストシーズンです。
訪れる地域によって気候は様々です。灼熱の砂漠でも朝晩は冷え込みますし、冬季の山間部には降雪があることも。
四季を通じて1年中、様々な旅が楽しめるのが、モロッコの魅力です。