ウミガメといえば、子供の頃に絵本で読んだ『浦島太郎』の物語に出てくる動物。
とはいえ実際に、海から浜に上がってきたウミガメを見る機会は、滅多にないですよね。
しかし、東京都の南の島、小笠原は、世界でも有数のアオウミガメの産卵地！なんと街のすぐそばの浜にも、ウミガメのお母さんが卵を産みにやって来るのです。
ウミガメの保護活動に参加してみよう
小笠原へアオウミガメが産卵にやって来るのは、毎年5〜8月ごろ。
上陸した母ガメは、砂浜に自分で穴を掘り、約100個の卵を産み落とします。しかし、こんなに沢山の卵を産んでも、ふ化率は30〜40％。外敵が多く、人間の捨てたゴミを誤飲してしまうこともあるため、大人になるまでの生存率はわずか0.3%といわれているのです。
そこで「小笠原海洋センター」という施設では、生存率を上げるため、卵を保護して安全にふ化させるお手伝いをしています。生まれてきた稚ガメや、一定期間飼育して大きくなった子ガメを、また海へと放流するのです。
そんな「小笠原海洋センター」へは、一般の人々も入場が可能。
飼育エリアの水槽では、稚ガメや生まれて数ヶ月の子ガメたちが泳いでいるほか、1〜20歳以上の大きなウミガメ、淡水ガメにも出会うことができます。大きなカメに「ウミガメのおやつ」をあげる体験も人気がありますよ。
また、こちらでは実際に、子ガメに触れられるプログラムも開催しています。
甲羅を綺麗にお掃除してあげる「甲羅磨き体験」や、子ガメを海に帰す「放流体験」、卵の移植のお手伝いなど、どれも貴重な体験ができるものばかり。参加すれば、きっと忘れられない思い出になるはずです！
ナイトツアーで、小笠原の夜の魅力を満喫
さらに、ウミガメの産卵以外にも、小笠原の夜には魅力がいっぱい！
ナイトツアーに参加すると、暗闇でぼんやり緑色に光るキノコ「グリーンペペ」が見られるかもしれません。高温多湿な場所を好むので、5〜11月が見頃とされていますよ。
また、小笠原にしか生息していない天然記念物「オガサワラオオコウモリ」に出会えるのも、ナイトツアーの醍醐味！
「コウモリって怖そう！」と思うかもしれませんが、とても愛らしい顔をしているんです。果実や花粉、花蜜や葉などを食べるので、吸血鬼のイメージとはちょっと違いますね。
最後に、小笠原で夜を迎えたら、絶対に見て欲しいのが「満天の星」！
街明かりのそばですら、はっと息を飲むほど美しい夜空が広がっています。
ナイトツアーに参加して、真っ暗な場所に連れて行ってもらったり、望遠鏡で星を観察したりすれば、より一層楽しめるでしょう。夏は地面に寝転んで、流れ星や天の川を探してみるのもいいですね！
せっかく小笠原に行くなら、昼も夜も楽しまなくちゃ！
小笠原は、昼間に楽しむ海や山のアクティビティだけでなく、夜の自然も魅力がたっぷり！
神秘的な光景の数々に、思わずうっとりしてしまうはずです。
アオウミガメの産卵やグリーンぺぺ、天の川の観察は、これからの季節がベストシーズン！貴重な体験ができるチャンスなので、気になった方はぜひ、訪れてみてください。
そんな小笠原について、もっと知りたい方へ！
2018年5月29日(火)の夜に「H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando」にて、ドルフィンスイムや海のアクティビティなど、夏の小笠原の魅力をさらに詳しくお伝えするイベントが開催されます。
当日は小笠原産のレモンを使った「島レモンチューハイ」や「レモンサイダー」を飲みながら、実際に小笠原で暮らしている、島民のリアルな生活も聞けちゃうとか。
イベント詳細はこちらから>>
小笠原に興味のある方はぜひ、上記URLから事前申し込みをして、参加してみてくださいね！
小笠原に行きたくなった方はこちらをチェック
※当日の天候状況・海洋状況によっては内容が変更となる場合がございます。予めご了承ください。
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